「WAV」と「MP3」は音声データの拡張子で、録音したものを保存するためのファイルによく用いられます。「WAV」を圧縮すれば「MP3」になりますが、変換するためにどんなソフトを使えば良いか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、音声データを扱う上で必要不可欠な「WAV」と「MP3」の基礎知識や、変換する際に便利なソフトについて解説していきます。
ここではWAVとMP3の特徴や違いについて簡単に説明していきます。
WAV(ウェーブ、ウェブ、ワブ)とは音声データの拡張子で、圧縮されていない元の形式を指します。サイズは5分で約50MBほど。
メリットとしては圧縮していない分、良い音質で音を聴くことができることが挙げられます。またMP3への変換といった融通もきくので、保存する場合にも便利です。
MP3(エムピースリー)はWAVを圧縮したデータです。つまりWAVとMP3で最も大きな違いは、データのサイズ。MP3に圧縮すると5分で約5MBに抑えられるので、WAVでは難しかったケータイでの再生やメール添付も可能になります。
データが軽くなった分、MP3はWAVに比べて音質が劣化してしまっています。人間には聞き取れない部分を削っているので多くの人は気にならないレベルではありますが、レコーディング等で使用したい場合はWAVを用いた方が良いでしょう。また、MP3からWAVに変換しても音質は元に戻らないので注意が必要です。
ここからはWAVをMP3に変換できるソフトを10点ご紹介します。 無料版があるものばかりなので、メリット・デメリットを比較しながらご自分に合ったものを探してみてください。
DVDFab Softwareが開発した動画変換ソフトです。主なメリットは以下の点が挙げられます。
デメリットとしては、無料期間が30日間ということ。その後は有料版に切り替える必要があります。
三角コーンのアイコンでおなじみのソフトです。メイン機能であるDVD等の再生以外に、変換機能も搭載されています。主なメリットは以下の通りです。
デメリットとしては、手順が複雑でエラーも起きやすいことが挙げられます。
音楽再生アプリとして有名ですが、データの変換も行なうことができます。主なメリットは以下の通りです。
デメリットは対応形式が比較的少ないのと、手順がやや複雑なことが挙げられます。
リアルネットワークスが開発した動画再生ソフトです。主なメリットは以下の点が挙げられます。
デメリットは、常駐アプリ(OSが起動している間は起動しているアプリ)なので、他のソフトに影響を与える可能性があること。他のツールとの相性を考慮する必要はあるかもしれません。
Ellora Assets Corporationが開発した音声変換ソフトです。主なメリットは以下の点が挙げられます。
デメリットとしては、3分以上のファイルは変換できない(3分以上は有料)ことと、動画変換の場合にウォーターマーク(透かし)が中央に入ることが挙げられます。また旧バージョンは安全性が問題視されていたので、使用する場合は注意が必要です。
Rene.e Laboratoryによって開発された音声録音・編集ソフトです。メリットは以下の点が挙げられます。
デメリットとしては変換が複数できず、連続して行なうには再起動しなければエラーが起きてしまう点です。
Chengdu Digiarty Software, Incが開発した多機能動画処理ソフトです。主なメリットは以下の点が挙げられます。
デメリットは、無料版だと5分間の変換しかできないということ。変換したいものが多い・長い場合はおすすめできません。
WonderFox Softが開発した多機能動画変換ソフトです。主なメリットは以下の点が挙げられます。
一方のデメリットは、WAVファイルの複数同時変換ができない点です。また有料版についての広告も表示されますが、気になるほどではないでしょう。
Sebastian Dorflerが開発した音楽・動画変換ソフトです。主なメリットは以下の点が挙げられます。
デメリットとしては、操作手順が難しいという点が挙げられます。ある程度慣れた方におすすめです。
Xrecodeが開発した音楽ファイル変換ソフト。メリットは以下の通りです。
デメリットとしては、パソコンのスペックによっては正常に作動しない場合があることが挙げられます。また無料期間は30日なので、以降は異なるバージョンで再びダウンロードするか有料版に切り替えてください。
StreamFab YouTube ダウンローダーProはYouTubeやTverなど1000以上のサイトからDRMで保護されていないM3U8形式の動画をMP4としてPCにダウンロードできるソフトです。例えばYouTubeの音楽をMP3としてダウンロードすることもでき、WAVからMP3に変換する手間を省くことができます。
ソフトを起動して「YouTube」タブよりYouTubeのアイコンをタップ
ブラウザでYouTubeが開く
ダウンロードしたい動画を再生させ解析する
設定画面で「オーディオ」と「MP3」を選択
ダウンロードを開始する
ダウンロードが完了すると「ダウンロード」タブへ移動する
「再生」の隣にあるフォルダアイコンをタップすると、保存先フォルダを開けます。
今回はWAVとMP3の違いや変換ソフトについて解説してきました。音声を送受信したりスマホで気軽に再生したりするにはWAVからMP3に変換する必要があり、それが可能なソフトは数多くあります。iTunesのように別用途で持っていたアプリに実は変換機能がついていたということもあるので、まずはそちらで試してみるのも良いかもしれません。ですが専用ソフトの方が操作は簡単なことも多いので、この記事を参考にして選んでみてください。
Netflixや Amazonなど1000+動画配信サイトから動画を無制限にダウンロード!永久保存、字幕版と吹替版を選択可能!
Netflixや Amazonなど1000+動画配信サイトから動画を無制限にダウンロード!永久保存、字幕版と吹替版を選択可能!