HLSファイルをmp4へ変換する方法をまとめ！（サイト、フリーソフト、アプリなど）

HLS（HTTP Live Streaming）は、ストリーミング配信を実現するための重要な技術の一つです。しかし、一部の状況では、HLS形式ではなくMP4形式の動画ファイルが必要とされることがあります。

そこで、本記事では、HLSファイルをMP4に変換する方法について詳しく解説します。オンラインサービスからフリーソフト、さらにはアプリまで、様々な手法を紹介します。さらに、それぞれの手法の比較や注意点についても解説します。HLSファイルをMP4に変換したいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

1. HLS（HTTP Live Streaming）とは？

HLSは、HTTP Live Streamingの略称であり、動画や音声などのメディアコンテンツをインターネットを介してストリーミング配信するためのプロトコルです。主にAppleによって開発され、iOSやmacOSなどのAppleデバイスで広く利用されています。

HLSは、動画を小さなセグメントに分割し、それらのセグメントを順次ダウンロードして再生することで、インターネット上での安定した動画再生を実現します。特に、ネットワークの帯域幅が変動するような環境でも、自動的に最適な品質に調整される点が特徴です。

2. MP4との違い

MP4（MPEG-4 Part 14）は、動画や音声などのメディアコンテンツを格納するためのコンテナ形式の一つです。MP4は、動画や音声を1つのファイルにまとめることができ、さまざまなプラットフォームやデバイスで広くサポートされています。一方、HLSはストリーミング形式であり、動画を分割して配信するため、動画ファイルをダウンロードしながら再生する点が異なります。

主な違いは以下の通りです：

1. ストリーミング vs. 単一ファイル: HLSはストリーミング形式であり、動画を小さなセグメントに分割して配信しますが、MP4は単一のファイル形式です。
2. 適応ストリーミングのサポート: HLSは適応ストリーミング（Adaptive Bitrate Streaming）をサポートしており、ネットワーク条件に応じて動画の品質を自動的に調整しますが、MP4では同様の機能は提供されません。
3. 再生プラットフォーム: HLSは主にAppleの製品で使用されており、iOSやmacOSなどのデバイスで標準的なストリーミング形式として利用されていますが、MP4はより広範なプラットフォームでサポートされています。
4. ファイルサイズとダウンロード時間: HLSは動画をセグメント化して配信するため、再生開始までの待ち時間が短くなり、途中で再生を中断した場合でも、その部分から再生を再開することが可能ですが、MP4はファイル全体をダウンロードする必要があります。

これらの違いから、HLSはストリーミング配信に適した形式であり、MP4は単一のファイルとしての利用に適しています。

オンラインでHLSをmp4へ変換する方法

1: ファイル追加でHLSをmp4へ変換する

1. Convertioの公式サイトにアクセスします。
2. ソフトを起動し、「ファイルを開く」ボタンをクリックして、変換したいHLSファイルを選択してサイトに追加します。必要に応じて、「さらにファイルを追加」ボタンをクリックして複数の動画を追加できます。

1. 動画を追加した後、「変換→」をクリックして、HLSからMP4への変換を開始します。出力形式としてMP4以外にも、AVI、MOV、M4A、3GP、MKV、FLVなどを選択することもできます。

1. 変換処理が完了したら、「ダウンロード」ボタンをクリックして、変換済みのファイルをPCにダウンロードします。

2: urlでHLSをmp4へ変換する

1. ビデオサイボーグの公式サイトにアクセスします。
2. HLSファイルのm3u8 URLをビデオサイボーグの動画URL欄に貼り付けます。

1. 「DOWNLOAD」をクリックすると、ビデオサイボーグが動画を分析し始めます。
2. 動画の分析が完了すると、「Your video is ready for download, click on the button below to download it:」というメッセージが表示されます。このメッセージの下に「DOWNLOAD YOUR VIDEO」というボタンがあります。

1. 「DOWNLOAD YOUR VIDEO」をクリックすると、動画のダウンロードが開始されます。ダウンロードが完了するまで待ちます。

フリーソフトでHLSをmp4へ変換する方法（Windows・MAC）

HLS形式の動画には、保存が難しく、使い勝手が悪いという欠点があります。例えば、YouTubeやbilibiliなどの動画を保存する場合、一般的にはMP4ファイルとして保存し、それを直接スマートフォンなどで再生することができます。

今回紹介するのは、HLS形式の動画をMP4に変換するソフトウェアです。ただし、これはあらかじめ用意した任意のHLS動画をMP4に変換するというものではなく、HLS形式の動画を任意のサーバーからダウンロードする際に、MP4ファイルとしてダウンロードできるようにするものです。

ファイル変換より便利な方法だと思います。

StreamFab All-In-One(ストリーミング配信動画の最強ダウンロードソフト)

「StreamFabオールインワン」が、動画配信サイトの動画を目自分のパソコンなどに保存して、ストリーミング配信動画の最強ダウンロードソフトと言えます。

動画配信サイトの有名なところでは、Amazon、Netflix、Disney FPlus、Hulu、Apple TV Plus YouTube、U-NEXT、Abema TV、RakutenTV、FOD、DMM、Lemino (IBdTV)、TELASA、 NHKプラス、FANZA、MGS動画、TVerなどがあります。

これらの配信サイトごとに、それぞれ最適化された「StreamFabダウンローダー」というソフトがあります。

StreamFab All-In-One使い方（ストリーミングサービス）

ストリーミングサービスのNetflixやHuluなどのアイコンをクリックすると、ソフトに内蔵されているブラウザでサイトが開きます。

Netflixのアカウントでログインし、いつものように好きな映画のタイトルを検索し再生してください。再生が始まるとダウンロードウィンドウが出現し、すぐにダウンロードするかタスクキューに追加して手動でダウンロードするか選択します。

「今ダウンロード」をクリックするとすぐに動画のダウンロードが開始されます。ダウンロードの進捗状況を確認したい際は「ダウンロード中」のタブを開きましょう。また、同じ画面からは高速ダウンロードするためのターボスピードをオンにしたり、ダウンロードをキャンセルしたりすることもできます。

もし手動でダウンロードを開始したい場合は「キューに追加する」をクリックすればOK。例えば複数の動画をダウンロードしたい方は一度キューに追加してからダウンロードを開始できます。

複数のエピソードを含むドラマやテレビ番組をダウンロードする場合は、まとめてダウンロードできるバッチダウンロード機能を利用しましょう。

より多くのHLS形式の動画をMP4に変換するソフトウェアを知りたいなら、この「ストリーミング動画保存・ダウンロードする方法！」を参考してください。

スマホでHLSをmp4へ変換する方法（Iphone・Android）

ICapとは手軽に動画の保存・再生・管理ができるスマートフォンアプリです。HLS（m3u8）やmp4などの動画ファイルに対応します。バックグラウンド再生や字幕対応、再生速度の調整など、豊富な機能が揃っており、ストレスなく動画を楽しむことができます。

ここではDailymotionを例として、使い方を紹介します。

動画を再生すると独自の動画プレイヤーが立ち上がります。
そして青色のボタンを押すことでダウンロードをすることができます。

ダウンロードボタンを押すとこのような画面が出てきます。ここで、「HLSをmp4に変換」を選択することでHLSであってもmp4として保存することができ、基本的にどの端末であっても再生可能になります。