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20世紀を代表する漫画家と呼ばれる手塚治虫のライフワーク作品である『火の鳥』。今までにもアニメ化され大きな反響を呼びましたが、2023年STUDIO4℃によってアニメ化され、ディズニープラスで独占配信されることが決まりました。本記事では、そんな期待の新アニメ『PHOENIX: EDEN17』について解説します。2023年の配信前にしっかり予習をして、作品を120%楽しめるようになりましょう。
『PHOENIX: EDEN17』とは、伝説的漫画家・手塚治虫の『火の鳥』を、『鉄コン筋クリート』などで知られるSTUDIO4℃がアニメ化した作品です。11月30日にシンガポールで開催された「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」で発表され、大きな話題を呼びました。『PHOENIX: EDEN17』は、ディズニープラスで2023年世界独占配信されます。
手塚治虫の『火の鳥』とは、「生と死」「輪廻転生」という哲学的な問題をテーマにした、手塚治虫の代表作にしてライフワークとなった作品です。遠い未来への予測的な視点だけではなく、「宇宙とは何か」といった、スケールの大きな問いへの挑戦を描いた本作。
時空を超えて存在する超生命体・火の鳥を狂言回しに、過去と未来を交互に描きながらストーリーが進んでいきます。『火の鳥』は、当時連載をしていた「漫画少年」では途中で休載となり、その後「少女クラブ」で少女向けに趣向を改めての連載となりました。
その後、改めて手塚治虫自らが創刊した「COM」(虫プロ商事)に描かれた作品が、今日まで残る『火の鳥』ですが、「COM」でも連載は長く続かず、「COMコミックス」と改題して「望郷編」が途中まで描かれたところで、一度休刊となってしまいます。
以降「COMコミックス」は路線転換や復刊を試みましたが、虫プロ商事は倒産、「COM」も廃刊となります。倒産後は朝日ソノラマの「月刊マンガ少年」や角川書店の「野性時代」と掲載誌を改めながら描き継がれていきました。
Note: STUDIO4℃とは、「ハイクオリティな映像、常に先鋭的技術を追求するチャレンジ精神で、世界的評価を集めるアニメーション制作会社」です。
1986年、スタジオジブリのプロデューサーを務めていた田中栄子、『AKIRA』の作画監督を務めていた森本晃司、『となりのトトロ』のキャラクターデザインをおこなっていた佐藤好春の3人によって設立されました。
代表作は『鉄コン筋クリート』(2006)や『怪獣の子供』(2019)などが挙げられます。音楽とアニメを融合させたミュージック・ビデオをいち早く制作し、世界で注目されるアニメ監督、渡辺信一郎を早期から起用したことでも話題となりました。CGアニメーションを早くから導入し、ネット上に架空都市を建設するなど、鋭い先見性を持つことでも有名です。
ロミとそのパートナーは終末を迎えつつあった地球を離れ、新たな生活を始めるために惑星エデン17へと向かいます。
しかし、その惑星の生命は既に絶滅していました。二人は人生をやり直すべく奮闘しますが、辛いことの連続により、ロミはさらなる苦労を強いられることになります…。
ディズニープラスはディズニーが展開する月額制動画配信サービス。ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル・ジオグラフィックなどディズニープラスでしか観れない作品を数多く配信しています。料金は月額990円で無料体験はありません。(2022年12月現在)『火の鳥』を原作としたアニメ『PHOENIX: EDEN17』は2023年にディズニープラスにて独占配信予定です。
ここでは、ディズニープラスの動画をPCにMP4でダウンロードできるソフト「StreamFab Disney+ ダウンローダー」を紹介します。
StreamFab Disney+ ダウンローダーはディズニープラスの動画を最高720p画質でMP4としてPCにダウンロードできるソフトです。
StreamFab Disney Plus ダウンローダー
まずはソフトを起動してディズニープラスのアイコンをクリックします。
お持ちのアカウントでログインしてください。
ダウンロードしたい動画を再生させると自動的に解析が始まります。
あとは「今ダウンロード」をクリックすれば完了です。
25分ほどのエピソードなら数分で、2時間ほどの映画なら20分ほどでダウンロードができます。
ディズニープラスの動画をダウンロードできるソフトはなかなかありませんので、ディズニーファンの方は絶対にチェックしてください!
『PHOENIX: EDEN17』の原作者!手塚治虫は何がすごい?
『PHOENIX: EDEN17』の原作者である手塚治虫は、漫画家・アニメ監督・医師であり、戦後日本におけるストーリー漫画の第一人者として、数々の新たな漫画表現方法を確立。漫画を魅力的な芸術に変え、文学や映画などあらゆるジャンルに影響を与えました。
A手塚治虫は、ストーリー漫画の開祖として、日本の漫画で初めて漫画のアシスタント制度を作った人として知られています。現在の漫画でお馴染みの表現方法、例えば音が無い時の「シーン」や物が消える時の「フッ」、葉っぱが落ちる時の「ヒラヒラ」は彼の発明です。このほかにも、彼が発明した表現技法の多くは今でも使われています。
また、日本で初めてカラーTVアニメを作った人物でもあり、今では当たり前の1話30分という連続TVアニメを作成した人物でもあります。睡眠時間は一日約3〜4時間で、第二次世界大戦中も漫画を描き続けた人物として有名です。死の間際の入院中のベッドでも仕事を続け、その人生のほとんどを漫画に費やした、漫画界の神様的存在だと言えるでしょう。
手塚治虫は、いくつか超人的な能力を持っていたということでも有名です。例えば、コンパスよりも正確に円を描いたり、定規を使わずに枠線を正確に描いたりしていたと言います。マンガを描くスピードも桁外れで、下書きなしでいきなりペン入れをしていたという伝説も。
40年間、週刊連載を4本持ち、これらの原稿を同時進行で交互に描いていたそうです。彼のマンガのアイディアは尽きることなく、生涯に描いたマンガは累計15万枚とも言われています。
手塚治虫の超人的なエピソードの中には、記憶力にまつわるものも多くあります。「言葉で説明がつかない場合は、何という作品の何巻の何ページの何段目、というのが出てくる」といったものや「あなたの作品のどこら辺のコマのどういう表情が自分の作品にそっくりだった」といったものも。
他にも「びっしり文字も詰まった分厚い医学書を車で移動中の1時間ほどで数冊読破し、お医者さん相手に見事に講演をやってのける」という伝説もありました。手塚治虫は見たものを写真のように記憶する”フォトグラフィック・メモリー”の持ち主であったことがわかっており、スケッチブックやメモ帳なしで照明のライトの数まで寸分違わずに見たものをマンガにするという天賦の才能の持ち主でした。
日本の漫画界の神様的存在である手塚治虫の代表作『火の鳥』。手塚治虫のライフワークでもあった本作が時空を超えて再アニメ化されることで、私たちはもう一度「人間とは何か」という問いについて考えなくてはならないのかもしれません。ディズニープラスで独占配信されるので、この機会にぜひご覧になってみてください。
Netflixや Amazonなど1000+動画配信サイトから動画を無制限にダウンロード!永久保存、字幕版と吹替版を選択可能!
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