貞子といえば、怖いだけでなく最近ではタレント化してきていることでも話題です。様々なイベントに登場するのはもちろん、Twitterではイマドキ女子のような発言も。さらにはYouTubeまで開設しているほど人気になっています。そこで本記事では貞子の新たな作品『貞子DX』について紹介。本記事を読めば、『貞子DX』のあらすじやキャストだけでなく、新たな貞子の一面を見られますよ。
2022年秋公開の貞子DX。監督は映画「99.9 –刑事専門弁護士-」でもメガホンをとった木村ひさし監督です。貞子DXを見る前に、あらすじやキャストなど基本情報を押さえておきましょう。
全国各地で呪いのビデオを見た人が突然死する事件が発生。人気霊媒師のKenshin(池内博之)から謎の解明を挑まれた、IQ200 の大学院生・一条文華(小芝風花)は、自称占い師の前田王司(川村壱馬)とともに “呪いのビデオ”の謎を解明することに…。
貞子DXで主演を演じるのは女優の小芝風花さんです。
その他主要なキャストとして、自称占い師役の川村壱馬、人気霊媒師役の池内博之、黒羽麻璃央、八木優希、渡辺裕之、西田尚美といった役者が揃っています。
結論からお話すると、貞子は鈴木光司によるホラー小説「リング」の登場人物です。ここでは貞子について小説と映画の違い、なぜ井戸にいるのかなどを紹介していきます。
小説と映画での大きな変更点といえば、男性視点だったものが女性視点になっていることでしょう。また、ストーリーのテイスト自体も、原作ではミステリー要素が大きかったのですが、映画ではホラー要素を特に押し出している雰囲気です。血のりを使わずに死を表現する技術は、当時の視聴者に大きな恐怖と不気味感を与えました。
貞子はフルネームを山村貞子といい、いかにも実話らしい雰囲気を漂わせていますが、実は小説上の架空人物です。
超能力を持っており、映画でキーとなる「呪いのビデオ」は、殺された貞子の怨念がビデオテープに念写されたものとして表現されています。ちなみに小説では単にビデオテープやビデオと呼ばれていますが、映画では呪いのビデオとして、都市伝説化している設定なのが特徴です。
貞子は超能力者の母親と、それを研究する父親の元に、2人の娘として誕生しました。2人の貞子も超能力を受け継ぎます。一人は回復能力でもう一人は念じただけで相手を殺す能力を持っていました。
そのため、危険な能力を持つ1人の貞子は成長を止められ、監禁されることになります。後に、普通に育った回復タイプの貞子は、恨みを持つ人間に殺されてしまいました。しかし、回復能力があるため生き返り、もう一人の貞子と融合します。そして、貞子に恨みを持つ人間は全員殺されてしまいました。
それを貞子の暴走として、危険に感じた父親は、貞子の殺害を試みましたが、回復能力があるため、なかなか殺せません。そんなとき、逃げる貞子を追いかけて、なたで頭を殴り突き落としたのが例の井戸でした。
貞子の父親は伊熊平八郎博士という人物です。ただ、作品によって生死の設定に違いがあります。伊熊平八郎博士が貞子を殺す役割を担っている場合、現在の貞子登場の要因となりますが、原作では長尾城太郎という人物が殺しており、その場合は伊熊平八郎博士は既に死んでいる設定です。「貞子を殺す人物=父親」のイメージがあるため、長尾城太郎が父親だと勘違いされるケースがあります。
ここからは、過去に公開されたリングシリーズ一覧を紹介していきます。前作を見た方がいいのか知りたい方はここで繋がりを確認しておきましょう。
鈴木光司の同名小説を映画化した本作。見たものを1週間後に呪い殺すという「呪いのビデオテープ」の謎を追うストーリーです。本作では小説のミステリー要素を残しつつ、ホラー要素を重視して制作されました。貞子がテレビから飛び出てくるシーンは後に日本のホラーアイコンとして浸透します。
変死した友人の解剖を行っていたところ、胃の中から数字が羅列された謎の紙を発見し、その謎に迫っていきますが、徐々に不気味な存在が浮かび始めます。リングと同時公開された本作は、医学的な観点から検証していくため、リングに比べてミステリー要素を強めた作品です。
前作の事件から1週間後、井戸の中から発見された貞子の遺体が解剖されることに。結果、30年前に殺されたはずの貞子の遺体は、死後1、2年しか経っていないことが判明しました。貞子の呪いはまだ残っていることに気づき、怨念を払うために奔走します。原作にはないオリジナルストーリーで展開されていく、「らせん」のパラレルワールド的作品です。
呪いのビデオ事件から30年前、まだ生きていた貞子がどのようにして呪いのビデオを作るに至ったかを描いた本作。派手なホラー演出はないものの、物語終了まで不気味な空気が見る人の恐怖を煽ります。
鈴木光司が書き下ろしたオリジナルストーリー。今までの貞子と比べて化け物色が強くなっており、悲劇さが身を潜めています。シリーズ初の3D作品となる本作、貞子がディスプレイから飛び出してくる様子は迫力満点です。
前作『貞子3D』から5年後、呪いの動画事件が再び起こり始めます。まだ終わっていないことを知った主人公は5年前の事件を追うことに。本作は前作に引き続き、貞子の世界を3Ⅾで描いた2作品目です。本作では、スマホのアプリと本編を連動させる試みが話題になりました。
呪いの動画を見てしまった女子高生と、呪いの家に足を踏み入れてしまった女子高生の呪いを解くために、貞子と伽倻子を戦わせることになる物語。日本の2大ホラーアイコンが共演する夢の作品。それぞれの世界観を活かしながら、貞子と伽倻子の対決をメインに描いています。
リングシリーズの原点に立ち返る作風となった本作。再び原点の怖さを前面に押し出している作品です。原作にある呪いのビデオとは代わり、録ったら死ぬといった現代メディアに合わせた呪いになっています。
『貞子DX』は貞子の最新作とあって、貞子ファンの間で話題になっている作品です。貞子がどんなキャラクターなのか分からない方は、ぜひ本記事を読み込んで事前に貞子の基礎知識を身に付けておきましょう。
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