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Vid-DLは、有名なオンライン動画ダウンロードサイトでした。最盛期にはVid-DLがダウンロード可能なサイトは約100のサイトに対応しました。その中で、国内でもアクセス数が多いサイトにはニコニコ動画、ひまわり動画、YouTube、Vimeo、B9GOOD(旧B9dm)などからダウンロード可能でした。数年前、Vid-DLは対応する動画配信サイトの数において業界では屈指の無料動画ダウンロードサイトでした。
オンライン動画ダウンロードサイトは、名前の通り、動画配信サイトに投稿されている動画のURLをコピーして、Vid-DLサイトの検索欄に張り付けてから、「JavaApplet使用する」、「リンク解析」のボタンを順次押せば、動画のダウンロード可否がわかります。
URLの分析ができれば、ダウンロードできる動画ファイルが表示されて、画質、解像度、ファイル形式なども確認できます。右クリックしてから「対象をファイルに保存」を選択すれば、動画のダウンロードが始まります。
しかし、Vid-DLはダウンロード機能を実現するため、当時流行っていた技術「Java」を使用しました。Javaはプログラミング言語の一つで、動作するハードウェアなどの差異をブロックするために、仮想マシン上で動作するように設計されていました。Java言語で作成されたプログラムを動作させるため、各プラットフォームごとに用意された仮想マシン環境(Javaの実行環境)をインストールする必要があります。当時、Javaを狙ったアタックが多発しました。セキュリティ会社WhiteSourceのレポートによると、2019年3月に発表した危険性の多い言語ランキングではJavaは第3位になりました。そのため、ブラウザではJavaに基づくソフトやツールがだんだん勢いを失いました。ChromeブラウザではJavaのプラグインは利用できなくなっています。
また、ダウンロードサイトは、入力されたURLが掲載されたコンテンツをダウンロードするので、リンク先に危険性のあるコードが埋め込まれていないか、ダウンロードしたファイルにウイルス等が感染していないかは要注意です。PCのアンチウイルスソフトをインストールしておくことは最小限の予防対策になります。当時、動画のダウンロードにより、電子メーラーなどのソフトウェアの認証エラーを招いたことがあったようです。
技術の進歩により、Vid-DLサイトは閉鎖になりましたが、最近、動画配信サイトからコンテンツをダウンロードするニーズがかえって高まっているため、Vid-DLの代わりになる方法を紹介いたします。
現在、動画配信サイトから動画をダウンロードできるツールは、オンラインダウンロードサイト、ダウンローダー、画面録画ソフト、ブラウザ拡張機能に大別分けられます。下記にてそれぞれ説明してみます。
オンラインダウンロードサイトについて、「Offliberty」は人気が高いです。Vid-DLのようにダウンロードしたい動画のURLを「Offliberty」の検索欄に張り付けば、直下の「OFF」ボタンをおして動画ダウンロードの可否が表示されます。
ダウンロード可能な動画であれば、「Right-Click here and ‘Save link as…’」を右クリックして簡単に保存できます。
注意: 「Offliberty」はYouTube、Facebook、Twitter、Instagram、Vimeoから動画をダウンロードできると自称しますが、現在、ダウンロードできる成功率が徐々に低くなっています。
「Offliberty」は日本語版もありますが、利用したところ、英語版より保存できないことが多い感じがします。
ダメもとでオンラインダウンロードサイトを利用すれば、特に問題ありませんが、気に入る動画をどうしてもダウンロードしたい時、オンラインダウンロードサイトを利用すれば、なかなかうまく行かず、いらいらしてしまいます。ここで、数多くの動画配信サイトから作品を確実にダウンロードできるダウンローダー「StreamFab」をおススメします。
StreamFabは、YouTubeをはじめとする1,000以上のサイトから動画や音声を高速で無劣化にダウンロードできます。本記事で言及した各サイトからアニメをダウンロードできます。
StreamFabは通常作品の1/10の時間でダウンロードできます。複数の動画を一斉にダウンロードすれば、作業がさらに楽になります。また、動画を保存する際、自動的にオリジナル動画から広告を削除してくれます。
最新バージョンのStreamFab 6では、Chrome、Edge、Firefoxなどのブラウザで、すでにアカウントにログインしている場合、StreamFab内のブラウザでも自動的にアカウントにログインができるようになります。
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<StreamFabを使う手順>
StreamFabはブラウザ機能を内蔵しているため、ソフト内でTVerなどのサイトを開き、コンテンツをブラウジング・検索できます。
TVerのような放送事業者が経営する動画配信サイトからコンテンツをダウンロードするのは至難の業ですが、StreamFabができます。
動画や音声を再生すると、StreamFabがダウンロードの画面をポップアップし、コンテンツによってユーザーが動画の精細度、音声、字幕などのフォーマットを選べます。
「今ダウンロード」をクリックすれば、ダウンロードがすぐに始まります。
ダウンロードした動画を開いて、直ちに楽しめます。
画面録画ソフトはPCなどの端末で再生される動画を録画して保存する技術方式です。
メリットは、再生される動画をほぼ録画・保存できます(MPDなど高度な著作権保護を施した動画は、保存できないことが多くなっています)。
デメリットは速度が遅く、動画を最初から最後まで再生する必要があります。特に複数の動画を保存するためには作業時間が嵩み、利用者の負担になります。
例えば、1話45分のドラマをダウンロードする場合、「StreamFab オールインワン」が5分でダウンロードできますが、画面録画ソフトは動画を最初から最後まで再生する必要があるので、等身大の45分かかります。1話の作業時間差は40分間になります。11話のドラマをダウンロードする場合、440分(7.3時間)の時間差が生じます。
画面録画ソフトの操作方法は、画面録画タイプのブラウザ拡張機能に類似するため、下記の記述をご参考ください。
ブラウザ拡張機能はブラウザ上で動画ダウンローダー、画面録画ソフトの機能を実現するアドオンツールで、研究機関などの非営利組織が開発したものが多いです。メリットはほぼすべてが無料です。欠点はアップデートがタイムリーに行われていないことです。動画配信サイトはコンテンツの保護手段を強化すれば、ブラウザ拡張機能がしばらく対応できなくなります。
画面録画タイプのソフトの例として、「Google Chrome用スクリーンレコーダー」をおススメします。
「Google Chrome用スクリーンレコーダー」は、無料のブラウザ拡張機能で、機能の充実さや使い勝手が有料の画面録画ソフトに比べてもそん色がありません。
「Google Chrome用スクリーンレコーダー」の使い方は以下の通りです。
1. 汎用の検索エンジンで「Google Chrome用スクリーンレコーダー」をキーワードで検索し、下記のようなツールを見つけてダウンロードしてインストールします。
2. 保存したい動画のウェブページを開いて、動画を再生します。
3. ブラウザ右上の「Google Chrome用スクリーンレコーダー」アイコンはグレイアウトではなく、アクティブ状態(カラー)になっていれば、再生中の動画が録画可能です。
4. 「キャプチャ画面」アイコンをクリックして、動画の録画範囲を選択すれば、録画が始まります。
録画を終了したければ、録画ツールの「キャプチャを停止」ボタンをクリックして録画を中止します。この時点で録画した動画は、ブラウザのバッファーに一時保存されます。
5. 動画ファイルを再生してみて、動画の画質や音質を確認できます。問題がなければ、「コンピュータにダウンロードする」をクリックして、動画をPCのハードディスクに保存します。
本記事はVid-DLサイトの概要、使い方、セキュリティ上の問題を一通り紹介しました。技術の進歩に伴い、Vid-DLが閉鎖され、その機能は他のオンラインダウンロードサイト、ダウンローダー、画面録画ソフト、ブラウザ拡張機能に取って代わっています。動画配信サイトの著作権保護が強化されるにつれ、オンラインダウンロードサイト、画面録画ソフト、ブラウザ拡張機能がそれぞれ課題があります。1000以上のサイトから動画を99%の確率で高速かつ効率的にダウンロードできるStreamFabはおススメです。
Netflixや Amazonなど1000+動画配信サイトから動画を無制限にダウンロード!永久保存、字幕版と吹替版を選択可能!
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