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Twitchは、主にゲームのライブストリーミングを提供するアメリカ発のオンラインサービスです。運営会社のCCO、ローラ・リーさんによると、全世界で約700万人の配信者が毎月配信し、平均で一日あたり約3500万人がサイトを訪れています。
また日本でも、SHAKAさんやSPYGEAさんのような人気ストリーマーや、VTuberたちが、自らの配信活動の拠点としてTwitchを利用しています。
こんなに人気のあるTwitchは2024年2月27日に韓国でのサービス終了を発表しました。この記事では、Twitch韓国撤退の詳細および日本ユーザーへの影響を紹介します。最後には、Twitchアーカイブダウンロード方法も触れますので、ぜひ見逃さないでください。
Twitchが韓国から撤退を発表！
ゲーム配信プラットフォーム、Twitchの運営元は、韓国内でのサービスを2024年2月27日に終了すると発表しました。
これにより、以後、韓国の配信者が収益を得る方法や有料アイテムの購入が可能であった機能が利用できなくなると述べました。
また、韓国外のユーザーには、2024年3月27日までに韓国のTwitch配信者へのサブスクリプションの返金を提供することも明らかにしました。
さらに、Twitchは韓国でのサービス停止により影響を受けるストリーマーや視聴者の支援策として、Twitch内での通知機能を利用して、他のプラットフォームへのリンクを掲示できるようにする予定であると発表しました。その上、他のプラットフォームへのコミュニティの移行をサポートするために、関連企業との協議を積極的に進める方針も明らかにしました。
撤退の主な理由としてはネットワーク料金の高騰
韓国では2020年4月、Netflixと通信業者のSKブロードバンドが、26億円にも上る「ネットワーク使用料」について訴訟を起こした。第一審ではNetflixが敗退し、これが注目を浴びました。
これを受け、KDDIの調査によれば、インターネットプロバイダーへのネットワーク使用料の法的な支払いを求める「電気通信事業法改正案」が韓国議会に提出された。
しかし、2022年9月にTwitchが画質制限を発表すると、使用料の取り立てに対する反対意見が多数集まり、法案の進行は一時停止となった。
2023年現在も、「電気通信事業法改正案」への議論は続いているが、KDDI総合研究所シンクタンク部門のキム ダジョン氏は、「使用料の取り立ては今後も困難である」と推測しています。
Twitchはこれまでに韓国でP2P配信モデルの採用や最大画質を720pに制限するなど、サービスを続けるためのさまざまなコスト節約策を取り組んできました。しかしながら、韓国のネットワーク料金は他国と比べて約10倍高いため、Twitchは韓国で大きな損失を出しました。その結果、韓国からの撤退を決定したとのことです。
韓国以外のユーザーへの影響について
写真出所：https://help.twitch.tv/s/article/korea-update-nonkr?language=ja
【12月6日】告知および通知
この日のステップ:
- 韓国以外に在住するストリーマーで、韓国から多くの視聴者を獲得している方に向けて、Twitchにおける減収の可能性をお知らせします。
- 韓国を居住国として設定したチャンネルの既存のサブスクは、2024年2月27日（韓国および日本時間）まで通常通り更新が行われます。ただし、この日前に視聴者がサブスクのキャンセルや返金を希望する場合は、その要求を除外します。
【2月27日】収益化が無効に
この日のステップ:
- ストリーマーのうち、韓国を居住国として登録した方々は、この日以降、Twitchでのサービスから収益を得ることができなくなるほか、チャンネルでの広告表示もなくなります。
- もし韓国を居住国と間違えて設定した方は、早急にパートナーやアフィリエイトの登録情報を再設定し、居住国を正確に設定し直してください。これはクリエイターダッシュボードの設定メニューから行えます。
- また、韓国に在住するストリーマーのチャンネルの、現行かつ自動的に更新される(1ヶ月またはそれ以上の期間)サブスクリプションは、更新不可 (Do Not Renew) になります。
この日以降:
韓国以外に在住のストリーマーで、韓国の視聴者を多く獲得していた方は、減収となる可能性があります。
Twitchが日本から撤退の可能性は？
韓国でのTwitchの撤退が発表された理由は、主に運営コストが高額になったからです。特に韓国のネットワーク料金が他の国に比べて非常に高価なことが大きな問題となりました。
これを日本に置き換えた場合の考察ですが、まず日本国内のインターネット費用を考える必要があります。日本では通信インフラが広範囲に及び、回線速度も高速です。ただし、それらのインフラを維持するコストも高くなります。もしTwitchが日本でのネットワーク料金を負担しきれないと判断した場合、日本からの撤退も考えられます。
しかし、日本には多くのゲーマーやストリーマーが居り、広告収入や課金収入などでコストを補填する可能性もあります。この点は韓国と異なり、日本における市場の好条件となります。
しかしながら、今回の韓国撤退に見るように、ビジネス上の問題や外部環境の変化、経営戦略の転換等、様々な理由からサービス提供国を見直すことは十分あり得ます。そのため日本におけるTwitchの今後の動向は注視すべきでしょう。
もしTwitchが日本からも撤退するのを心配しているなら、お気に入りのTwitch動画をできるだけ早くダウンロードしよう！ここでは最強のTwitch アーカイブ ダウンロードソフトStreamFab Twitch ダウンローダーをおすすめします。
まとめ
本記事は、Twitchの韓国撤退についての詳細を説明しました。2024年2月27日にストリーマーと視聴者の収益化が無効になるのでご注意ください。また、もしTwitchが日本でのネットワーク料金を負担しきれないと判断した場合、日本からの撤退も考えられます。将来どうなるでしょう。
